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第40話 その愉快犯、まだ何かするんですか?

last update Date de publication: 2026-09-02 16:15:07

「何よ、ザマァって?」

聞き慣れぬ言葉にきょとんとウェルシェは首を傾げた。

「近ごろ巷間ちまたで流行っている恋愛小説のテンプレでございます」

「恋愛小説ぅ?」

「まあ、お嬢様には無縁のものでございますね」

「失礼ね。私だって年頃の娘よ!」

ウェルシェの主張にカミラが疑いのジト目を向ける。

「ですが、お嬢様は恋愛より謀略とか陰謀とかの方が好きですよね?」

「大好きよ!」

胸を張って答えるウェルシェに忠実な侍女はため息が漏れでた。外見は妖精姫、中身は謀略好きのおっさん。それがウェルシェである。

妖精のような美姫でありながら、恋愛には一切興味のない貴族令嬢――それが残念腹黒令嬢ウェルシェ・グロラッハである。

「お嬢様にも、もう少し

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